ベアリング修理と判断

分解後の軸受が再使用可能かどうかを判断する際、洗浄後に軸受を検査し、トラック表面、転動表面、嵌合表面、ホルダの摩耗状況、軸受隙間の増加及び寸法精度の低下を注意深く検査する。破損、異常。分離不可能な玉軸受の場合は、片手で内輪を平らにし、外輪を回転させて滑らかかどうかを確認します。円錐ころ軸受などの個別軸受の転動要素と外輪の転動面を個別に検査することができる。大型軸受は手で回転できない。転動体、トラック、ホルダ、リブなどの外観に注意してください。軸受の重要性が高いほど、要求される検査は慎重になる。

ベアリングを再使用できるかどうかを判断する際には、ベアリングの損傷の程度、機械的性能、重要度、動作条件、検査時間、その他の関連要素に基づいて決定しなければならない。ただし、検査中に以下の欠陥が見つかった場合は、ベアリングを再使用することはできず、新しいベアリングを交換する必要があります。

1.内輪、外輪、転動要素、およびホルダのいずれかに亀裂または隙間がある。

2.カラーと転がり要素のいずれかに破断がある。

3.転動面、リブ及び転動要素に明らかな傷がある。

4.ケージが明らかに摩耗しているか、リベットが明らかに緩んでいる。トラックの表面と転動体に錆や傷がある。ローラーの表面とローラー要素には深刻なくぼみや鬱傷がある。内輪の内径表面または外輪の外径表面には明らかなクリープがあり、過熱により明らかに変色している。

5.グリースで密封された軸受、シールリングまたは防塵カバーは深刻な損傷を受けている。